やすの銭湯日記

2000年1月25日
よろづ湯

武蔵野市吉祥寺本町1-18-9

吉祥寺駅前では、中央線の窓から煙突が見える。以前からそこに銭湯があるのはわかっていたのだが、なかなか行く機会がなかった。今日は仕事帰りに吉祥寺で降りて行ってみることにした。

風が強くて寒い中、ちょっとあやしげな路地を進んで行くと突然銭湯が現れる。もちろんあの煙突の銭湯である。番台にはおばあちゃんがちょこんと座っていた。外から見た雰囲気に比べるとかなり広い気がする。

脱衣場はごくありふれた感じなのだが、結構立派な庭があるのがいい。もっともこの寒い季節では草木は枯れてしまっているのだが、それはそれで風情がある。しかし、タオルがたくさん干してあるのはちょっとなあ‥‥。

さて、浴室へ。シャワーがついたカランは男女の仕切りの側のみ、あとはシャワーはない。さらに中央二列には鏡さえなく、向かい合って座ると恥ずかしいタイプだ。シャワーの出は普通かな。ちょっと物足りない気がするけれど。ほとんどの人がシャワー付きカランに集中していて、みんなで仲良く並んで体を洗っている。私もそこに仲間入りだ。

背景画のペンキ絵は、片隅に書かれたサインを見ると和歌山の風景のようだ。ここの銭湯はさらにその下にタイル絵があって、水車と富士山が描かれている。二つ楽しめるのはいいなあ。湯舟は二つにわかれていて片方が深めになっている。深い方が若干熱いだろうか。今日のように寒い日には熱い湯がありがたい。

帰り道で湯ざめするかな。さっさと帰ろう。



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