やすの銭湯日記

1999年10月17日 大和湯 中野区大和町4-1-3

何気なく銭湯マップを眺めていると、家から徒歩圏内に無料のサウナが付いた銭湯を発見した。隣の中野区まで歩いていくということを考えていなかったので見落としていたのだ。不覚。というわけで、早速行ってみることにした。

家から歩くこと十五分、商店街を右折すると銭湯が現れる。小学校低学年ほどの女の子が「お風呂はこちらでーす」と客引きみたいなことをしている。フロントに座っている女性のお孫さんだろうか。かわいい。

入口には「サウナは無料です」と書いてある。銭湯マップの情報は間違いなかった。中に入るとすぐにサウナが見える。脱衣場側にも窓が付いているのだ。脱衣場も浴室も比較的明るい雰囲気。いい感じだぞ。

髪と体を洗い、サウナへ。中に入ってまず感じたことは「熱くない」。実はここのサウナは二枚の電熱板が壁ぎわに置いてあり、その間に昔小学校とかにあったような木の椅子が四つ並べてあるというだけのもの。簡易サウナといった感じなので、当然温度も十分高くはならない。ちょっと不満だが、無料でサウナを利用できるというのはやはり大きい。温度が低くてもじっくりと長時間入っていれば汗も出てくる。十六分程入ったらかなりの汗をかいた。もしかしたらこのくらいの温度の方が体にはいいのかも。

湯舟の方は泡風呂や木酢液の入った風呂の他に、強烈な勢いで泡を出すジェットバスもある。湯舟に浸かって天井を見ると六角形の穴に金網がかかっている。ちょっと変わった天井だ。

たまにならここまで来てもいいかなと思わせる銭湯。もう少し温度上がればなあ‥‥。