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2002年5月20日
目黒区碑文谷6-1-2
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仕事帰りの銭湯めぐり。職場が目黒区になったので、東急沿線の銭湯を選んでみた。学生時代に住んでいた懐かしい地域である。東急東横線学芸大学駅を下車し、都立大学駅方面にちょっと歩くと銭湯が見えてくる。ちょっと小雨が降り出してきたようなので、急いで中に駆け込む。
下駄箱に靴を入れて戸を開けようとすると、上の方に何やらゴムひものような物がかかっている。最初は何かわからなかったのだが、よく見てみるとこれは引き戸を「半自動」にするためのものらしい。開いた戸がゴムに引っ張られて自動的に閉まるようになっているのである。なるほど、ご主人もうまく作ったな。
番台形式で、脱衣場はかなり広い。中央にロッカーが二列並んでいるのだが、それでも余裕の広さである。部屋の端には洗濯機や乾燥機などがあり、他にも体重計に身長計、そしてぶら下がり健康機まで置いてある。
浴室には島カランが一列。非常に清潔な浴室である。そして、目を引くのは木の湯舟。全体が木製なのではなく、湯舟の一部に大きな木の箱をつけたような感じになっているのだが、木の感触が味わえるのはうれしいものだ。一通り体を洗ったら早速湯舟に。
木の湯舟は少々小さめで二人入るのもつらい感じだが、やはり普通の湯舟よりもリラックスすることができてうれしい。湯温がちょっとぬるめなのだが、おそらく多くの人にとってはちょうどいい温度なのだろう。
背景画のペンキ絵は和歌山県の瀞峡が描かれている。男女の仕切りにある湖のタイル画と色合いがマッチしていていい感じだ。
脱衣場に戻り、涼みながら縁側のガラス戸を開けてみたのだが、残念ながら庭には池はなかった。なかなかいい雰囲気なのに、惜しいなあ。
学芸大学駅周辺はスーパー銭湯などもある銭湯激戦区である。ここのような伝統的銭湯にも是非頑張って欲しい。この雰囲気があるからこそ銭湯が好きなのだから。
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