やすの銭湯日記

1997年1月27日
鶴の湯

品川区荏原4-14-20

家の近くにこんな銭湯があるのは知らなかった。徒歩で約十分、地図をよく見ておいたおかげで方向音痴の私でも迷わずに到着できた。周辺に大きな建物が無いため煙突が目印になったのも大きい。

入口を入ってフロントでお金を払い、男湯のほうへ向かうと‥‥ピンク色のカーテンがかかっている。中も暖色系の配色で、シャンデリア風の照明も黄色い電球の光。冬は暖かみがあっていいだろうが夏はどんな感じなんだろう。

浴室のほうはなかなかいい感じだ。広さもそこそこあり、カランは全部で二十六個、しかもすべてシャワー付。普段から通うにはベストの環境だ。そして注目すべきは湯舟。三つに分かれているのだが、中央の風呂は円形をしている。普通の気泡風呂なのだが、なんとなくゆったりと入れるような気がして気持ちがよい。縁の部分も広いので足だけつかってぼおっとするのにも最適だ。さらに「赤外線風呂」とかかれている湯舟のほうは足を伸ばして座っても胸あたりまでしか浸かれない程の浅さ。なかなか面白い。

更に私が気に入ったのはお湯の温度の高さ。今日はたまたま熱いのかそれともいつもこのくらいの温度なのかはわからないが、熱い風呂好きの人にはやはりこのくらいがちょうどいい。体にいいかどうかは別だが‥‥。

目の前に酒屋があるこの銭湯、帰りはやはりビールを飲みながら‥‥と言いたいところだが、まだちょっと寒すぎるなあ。



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