やすの銭湯日記

2000年9月28日
月見湯

豊島区東池袋2-22-8

宴会に参加するため、山手線大塚駅に来た。仕事を終えてすぐに電車に飛び乗り、早めに到着して、予定通り銭湯めぐりをすることにした。春日通りを歩いて、住所を見ながら見当をつけて右に曲がるとそこに銭湯が。方向音痴でよく迷う私にとって、この早さで見つけられるの珍しい。

目の前でビルの工事をしている作業員の方々の前を通り過ぎ、銭湯に入る。ビル銭湯だ。入口を入って右側が男湯である。ビル銭湯にしては天井が高めにとってあるが、やはり破風造には負ける。そして、脱衣場に置いてあるぶら下がり健康器。これを置いてある銭湯はいくつか見たが、ぶら下がっている人を見たことは一度もない。もちろん私もぶら下がってみる勇気はない‥‥。

浴室には特に目立つ特徴はない。非常にシンプルである。湯舟が正面から右手の方に回り込んでいてちょっと広めにとってあるのが変わっていると言えば変わっているが、珍しいと言うほどのこともない。カランも特に普通と違うこともなく‥‥ううむ、これでは何もわからないではないか。しかし、本当に特徴のない、普通の普通の銭湯なのである。

もちろん、普通だからつまらないなんて言うのは、銭湯を渡り歩くのが趣味の人間の勝手な言い分であって、毎日近所の銭湯に通う人にとっては珍しい銭湯である必要なんてないだろう。そういう意味ではこの銭湯は十分合格点がつけられると思う。カランは使いやすいし、湯舟も温度が二種類用意されていて選べるのがいい。両方試してみたが、私には高温風呂がなかなかいい感じだった。

さて、宴会だ。風呂あがりのビールが楽しみ楽しみ。



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