やすの銭湯日記

1996年10月27日
東京浴場

品川区小山6-7-2

ここは私のセカンド銭湯。つまり毎日行く三光湯が休みの日にはここに来るのだ。というわけで普段は水曜日しか来ないのだが、今日はなんとなくこっちまで来た。

フロントでお金を払い、中に入る。さすがに日曜日の夕方はお年寄が多い。お父さんに連れられて来た二才程度の子供を話のねたに、お年寄同士で話している。なかなかいい雰囲気だ。

建物のつくりもいい雰囲気で、中にいるととても鉄筋の建物の一階とは思えない。カランの作りも古臭いのだが、これはこれでいい感じだ。デジタルではない昔ながらの体重計、コイン式の古めかしいドライヤー、肩たたき椅子などの小道具もばっちり。番台がないのが少し残念。

湯舟は三つに分かれていて、一つは薬湯になっている。ここの薬湯は茶色く濁っていてはじめは入るのに勇気がいるが、独特のにおいに慣れてしまえば気持ちがいいものだ。しかし、あまりの気持ち良さに長湯してはいけない。私はここでのぼせてしまって気を失ったことがあるのだ。

脱衣場には自動販売機があって、ビールも置いてある。しかし銭湯を一歩出るとそこはもう商店街の中。外で買ったほうが安いよなあ。



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