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2000年12月27日
中野区中野5-10-10
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年内に二百湯を達成するために、今日こそ銭湯めぐりをしようと意気込んだのはいいが、外は風も強くて非常に寒い。今日はやめておこうかなとも思ったのだが、こういう日こそ温かい湯に浸かったときの快感が味わえるものだと思い直して、出かけることにする。ただし、あまり遠出をすると湯冷めして風邪を引きそうだったので、近所の残り少ない未訪問銭湯から天神湯を選び出した。
中野駅北口を出て、店が立ち並ぶ通りを横切り、住宅街へ入っていく。何度も前を通ったことのある銭湯なので、場所がわからないという心配はなかったのだが、冷たい風吹く夜の住宅街は不安な気分になる。
やがて北野神社の前にあるこぢんまりした商店街が見えてくる。天神湯はその中で堂々とした破風造で建っている。
外の暗さとはうって変わって、中は非常に明るい雰囲気。脱衣場も明るいが、浴室には蛍光灯の他に、まるで街路等のように支柱の上につけられた照明があり、明るさを増している。
熱帯魚のタイルモザイク画の上側に描かれるペンキ絵はちょっとうす汚れてきていて、そろそろ描き換えの時期が近いかなという気がするが、浴室のタイルははり換えをしたようで白く清潔である。一方、湯舟の方は黒中心のタイルが使われている。なんとなく岩風呂風というか、高級感をただよわせていて、なかなかいい雰囲気だ。
ちょっとだけ残念なのはシャワーの湯が飛び散ってしまい、髪が洗いにくいこと。湯量が少ない感じがして、髪を洗うときに不満である。しかし、それ以外は満足と言っていいだろう。
脱衣場にある入浴時の心得のポスターが見慣れないなあと思ってよく見たら、埼玉県の浴場組合のものだった。なぜここにあるのかは謎である。
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