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2000年7月1日
世田谷区玉川2-3-4
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梅雨あけはしていないが空は晴れていて、今日は今年一番の暑さだそうだ。そんな中、友人と待ち合わせて二子玉川の玉川湯へ向かう。今日は、横浜方面で宴会があるついでに時間つぶしで銭湯に行くことになったのであった。
駅から銭湯のある方向に向かうと蔦のからまる大きな煙突が堂々とそびえ立っている。煙ももくもくと出ていて、「ただいま営業中」のサインをそこらじゅうにまき散らしているかのようだ。正面からの外観も煙突に負けないくらい立派で、懐かしい雰囲気を醸し出している。そういえば、二子玉川園の駅は最近の工事で立派になったものの、駅から高島屋方面と反対側に出ると昔ながらの町並みが残っている。もちろんこの銭湯もその町並みの一部である。
外観を見た人の期待を裏切ることなく、内部もいい雰囲気で、もちろん番台形式である。入ってすぐ気付いたのは、なぜか脱衣場と浴室の間のガラス戸が全開になっている。マナーの悪い客の閉め忘れではなく、完全に開けっぱなしの状態だ。戸がついている以上、常に開けっぱなしにしているというわけではないのだろうが、普通は閉めてあるよなあ、閉めないと浴室で寒い思いをするし‥‥と、ここまで考えたところで気がついた。この銭湯、脱衣場にエアコンがない。
今日のような暑い日ならば、確かに戸は全部開けて風通しをよくした方がいいのかもしれない。鯉の泳ぐ池のある庭の戸も開いていた。涼しいとはいえないが、開放感という意味では抜群だ。
浴室は、中央のカランにシャワーがないがあとはいたって普通。背景画はタイルモザイク画で、男女の仕切り壁には富士山。湯の温度はちょっと高めだったが、これがまた気持ちいい。暑くて苦しいと思いながらもついつい長めに入ってしまうのは体に悪いんだろうなあ。
銭湯を出てからもしばらく汗の吹き出しが止まらなかったのは言うまでもない。
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