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1998年2月4日
杉並区西荻北3-32-3
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西荻窪駅から数分、商店街を歩いてふと横道を入ると突然現れる立派な建物。みごとな唐破風が正面に堂々とかまえる玉の湯は外から見ているだけでうっとりするようなかっこいい銭湯だ。中はどうだろう。ちょっと期待をしながら入ってみる。
番台が浴室に背を向けた形式になっている。この形式だと番台から浴室が見えないので若い女性も番台からの視線を気にせずに入浴できるということなのだろう。私にとってはどちらでもかまわないことなのだが。
脱衣場から出られる庭も外観に負けないくらい立派だ。なんといっても池に大きな鯉が何尾も泳いでいるのが壮観だ。庭に出るにはちょっと寒いので、今日はガラス越しに見るだけにしよう。それにしてもここの脱衣場は非常に清潔だ。そしてこの感想は浴室に入ってからも続く。
建物や設備が新しいというのもその理由の一つではあるのだろうが、その分を差し引いてもきれいに掃除されている印象がある。しかも、昔ながらの銭湯のイメージを崩さない配慮がなされているように思う。ペンキ絵もあるし。そしてシャワーの出もいい。何だかいい感じだぞ。
湯舟は三つに分かれている。一つは寝風呂。どうもここは寝る体制が心地よくない。頭を乗せる部分が低いのか、それともお湯が浅いのか。とにかく入りにくい形なのだ。もう一つは普通の泡風呂、そして最後の一つはちょっと熱くて深めの風呂だ。
はっきり言ってこの銭湯は非常におすすめである。家の近くに是非欲しい銭湯だ。
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