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1997年10月25日
中野区中央4-49-2
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銭湯好きの知人がおすすめだと言っていた中野の高砂湯。今回やっと訪れるチャンスがめぐって来た。離れたところからでも堂々と立つ煙突がよく見える。さあ、行ってみよう。
ちょっと狭いロビーがあるフロントにお金を払い、中へ入る。ここには露天風呂もあるということだったので、長湯でのぼせないように、別料金のサウナはやめておくことにした。
脱衣場は若干狭いように感じる。おそらく、以前は番台形式だったところにフロントを作ったためだろう。ロビーが狭いのもそのせいだということに今気づいた。でも、ベンチもあって、狭いなりに居心地はよさそうだ。さて、のんびりするのはまだ早い。まずは入浴だ。
カランは排水溝が少し手前にあるタイプ。しかし、何より感動したのは桶が木製だったことだ。木桶の銭湯は最近では珍しい。木桶だという情報を仕入れてから行っても、いざ入ってみるとすでにプラスチック桶に変わってしまっていることもあった。調査なしでいきなり木桶にであるとは‥‥ちょっと感動。
ただ、ちょっと気になったのは仕切りが付いて個室のようになったカランだ。まわりのことを気にせずに体を洗えるのはいいのかもしれないが、これのおかげでずいぶん浴室が狭く感じてしまう。それでもやはり、最近の人には人気があるんだろうなあ‥‥。
さて、木桶を使って気のすむまで体を洗った後は露天風呂だ。湯の色が蛍光色なのがちょっと気になるが、やはり露天風呂はいい。まわりは高い壁で囲まれているが、上を見ればちょっと曇っているけど青い空、そして高い煙突。ついつい長湯をしてしまう。
浴室内にも電気風呂や泡風呂、座風呂と一通り揃っているのだが、露天風呂でのぼせ気味だったのでとりあえず肩まで浸かったらさっさと出て来てしまった。
そういえばこの銭湯は「軟水」を使用しているということだったが、あまり実感できなかったなあ。
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