やすの銭湯日記

1997年10月21日
新生湯

品川区旗の台4-5-18

先日訪れたときは休業日だったこの銭湯、今日こそは制覇するぞと意気込んで来た。今日は営業しているようだ。夜は暗くなる住宅街の中で明るい街灯の下に見えて来る銭湯。ほっとした気分になる。

入口の戸を開けるといきなり目の前に番台が見える。いや、もちろん入口のところに番台があるのは当たり前なのだが、この銭湯の変わっているところは、番台が入口のほうを向いていることにある。よく見る通常の番台とは逆向きなのだ。裸で風呂に入る客が直接見えないため、若い女性客にはいいのかもしれないが、盗難を未然に防ぐ役割をしていないような気もする。

夜だったのでちょっと暗かったが、脱衣場から見える庭もなかなか雰囲気があってよい。ただ、脱衣場でちょっと気になるのは壊れているロッカー。修理せずにそのままになっているところが目立つというのはいい印象を与えない。

一度浴室まで入ったのだが、サウナ料金が入浴料込で六百円と書いてあるのを見たらサウナに入りたくなった。夜が涼しい季節になってきて、サウナが恋しい季節が近付いてきたせいだろうか。

乾式サウナは九十五度程度でそれほど熱くないが、汗はどんどん出てくる。ここのサウナは比較的広めだ。しかも、サウナを出たところには水風呂のほかにも休憩用のベンチもある。

十分程でサウナを出て、汗を洗い流したら湯舟へ。電気風呂もあるが今回は泡風呂のほうにした。背景のペンキ絵は富士山ではなく上野国の渓流が描かれていた。

脱衣場で青竹を踏む。テレビでは先程まで日本シリーズをやっていたが、もう試合は終了したようだ。ヤクルトが二勝目をあげた。



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