やすの銭湯日記

2001年5月12日
沢の湯

中野区中央4-11-9

天気がいいというのに昼間だらだらと寝て過ごしてしまった土曜日。せめて風呂くらいは近所ではなく電車で出かけて行くところにしてみよう。どこにしようかと銭湯マップを取り出す。

遠出しようかと思ったのだが、結局家からそれほど遠くない、中野区の沢の湯に決定。地下鉄丸ノ内線新中野駅で降り鍋屋横町から中野駅方面に入って少し行くと左手に煙突が見えてくる。

引き戸を開けるとそこに下駄箱が並んでいる。普通に番台があるのかと思ったのだが、男女に分かれた引き戸をさらに開けると番台はこちら向きに設置されていた。

ロッカーはごく普通の物が置かれているのだが、壁際には一世代古いロッカーがある。こちらはすべて鍵が抜いてあり使えないようになっているのだが、個人的にはこちらが使えるようになっていれば脱衣場中央のロッカーがなくても足りそうだし、その方が広く使えていいような気がする。もっとも、壁際のロッカーだと着替える人もそちらに集まってしまうので広くても使いにくい脱衣場になってしまうのかなという気もするが。

浴室はごく普通。島カランにはシャワーがなく、壁際に座る。シャワーはそんなにしっかりした作りではないが、湯の勢いは強く、あたると痛いくらいだ。

髪と体を洗い、湯舟へ。座風呂とバイブラマッサージがあり、さらに仕切られて泡風呂が右手にある。背景画はタイルのモザイクで海かあるいは湖の風景が描かれているのだが、色使いがちょっと変わっており、一瞬何の絵なのかわからなくなってしまった。ちょっと変わった感じのする絵である。

常連風のおじさんがなにやら楽しげに話していた。やはり銭湯はコミュニケーションの場なのだな。



yasunori@kimuralab.org