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2001年6月17日
杉並区和田1-31-3
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営団丸ノ内線の支線に中野坂上駅で乗り継ぎ、中野富士見町駅を降りる。製薬会社の工場等がある一角に見える銭湯が「桃の湯」である。
サウナ料金は二百円。入浴料とあわせて六百円と下足札をフロントで渡し、タオルを受け取る。そういえば、サウナのタオルはなぜか黄色のことが多いと思うのだが、なにか理由でもあるのだろうか。
脱衣場はごく普通の感じだが、狭いながらも庭がきちんとあるのがうれしい。実はこの庭、銭湯入口の前からも一部分が見えるようになっていて、脱衣場から見える庭とつながっている。もちろん、外から脱衣場の中は見えないような作りにはなっているので心配無用である。
浴室中央の島カランは桶などを置くスペースがないタイプ。個人的にこのタイプは使いづらくて苦手なので、壁側のカランを使うことにする。体を流したら早速サウナへ。
久々に入る湿式サウナ。慣れないと息苦しく感じるかもしれない。実際の温度はそれほど高くないが、高い湿度のおかげで体感温度は結構高い。時計などが置かれていないので、大体七、八分経ったかなというところで外に出る。汗びっしょりだが、おそらくほとんどは汗ではなくサウナの中の水蒸気が冷えたものだろう。
この銭湯では軟水が使用されていて、石鹸の泡立ちが異常によい。シャンプーを流そうとシャワーを浴びてもいつまでも泡が残っている気がする。しかし、全体的にすべすべになった気がして、たとえ自己満足だったとしてもなんとなくうれしい。もちろん、湯舟のほうにも「軟水風呂」は用意されている。能登半島の見附島のペンキ絵をバックに、のんびり浸かる。いい気持ち。
途中、小学生三人組がボールを持って浴室へ。湯舟でボールを投げたり湯をかけあったりして遊んでいた。もちろんこれはマナー違反で、別のお客さんや銭湯のご主人に注意を受けていた。おこられても仕方ないんだけれど、銭湯嫌いにならずに、マナーを覚えて銭湯好きになって欲しいなあ。
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