やすの銭湯日記

1998年10月3日
三の輪湯

新宿区上落合3-31-2

夕方の妙正寺川沿いの道を歩く。散歩にちょうどいい天気だ。三の輪湯は川沿いから小さな商店街を入ったところにある。外見はとても銭湯には見えないれんが作りの壁。でも何故か街にはとけこんでいるように見える。

フロントには比較的若いお兄さんが座っている。別料金のサウナにもひかれたのだが湯舟のほうでも十分楽しめそうだったので今回は通常料金の三百八十五円のみを払って中に入ることにする。

フロント右手ののれんをくぐって入る脱衣場。それほど広くはない。早い時間のせいか子供達が走り回っている。狭く感じたのはそのせい、というわけではないだろうが、そのくらい元気な子供達だった。すぐあがって行ってしまったが。

さて、浴室に入ろう。右手にガラスの大きな箱がある。森林浴だ。以前一度入浴したことがあるが、これは箱の中でフィトンチッド入りの霧がふかれていて、温かい湯に浸かりながら森林浴の雰囲気が味わえるというものだ。しかし、ここの森林浴は箱に入った途端ものすごい甘いにおいが鼻を刺激する。以前の記憶によれば、少なくともこれはフィトンチッドの香りではないはず。どうも私には苦手なな臭いなのだが、しばらく中に入っていたら鼻が慣れてしまって気にならなくなった。こうなってしまえばなかなか気持ちよく浸かっていられる。サウナほど温度は高くないのだが、湿度はかなりのもので、汗をずいぶんかいた。

湯舟のほうはよくある泡風呂のに並んで電気風呂がある。ちょっと迷ったのだが、今日はちょっとやめておくことにした。普通の泡風呂でのんびり。背景画はタイル絵の花畑、いや、公園の風景だろうか。とにかく花を描いた色とりどりのタイルがきれいだ。女湯のほうは何か建物が描かれているようなのだが、残念ながらこちら側からはよく見えない。

家から歩いて来られる距離なので、今度来たときにはサウナにも挑戦してみたいと思う。ああ、それにしても体重増えてきたぞ。やばい‥‥。



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