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1998年10月10日
足立区千住寿町32-6
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いよいよ銭湯めぐりも百湯目。記念の銭湯はどこにするか考えていたのだが、偶然にも九十九湯が終わった時点で銭湯の日、十月十日が目の前だった。しかも今年は平成十年。平成「十年」の「十月十日」に「千住」の「銭湯」に行くというのはあまりにできすぎている気もするが、私のミーハーな気持ちを多いに刺激した。百湯目はキングオブ銭湯と呼ばれる千手寿町の大黒湯に決定だ。
日が暮れた頃に到着したので写真にはぼんやりとしか写っていないが、本当に立派な破風造の建物がどーんと建っている。外観を見ただけでもキングと呼ばれることに納得できるほどすばらしい。
のれんをくぐると意外と近代的設備であるのに驚く。ロビーがあって椅子とテレビ、そして畳の休憩場がある。フロントで入浴料とサウナ料金を払って中に入る。脱衣場も十分広くて天井も高い。天井にはいろいろな花の絵が描いてあるが、すでに薄くなっている部分も多く、歴史を感じさせる。
浴室は結構こみあっていた。銭湯の日だからだろうか、それともいつもこうなのか。カランの数も多いので空くのを待つほどではなかったが。昼間一日じゅう外にいて日焼けしたり埃まみれだったりする全身を洗い流す。カランも使いやすくていい。
サウナはかなり高温だった。フロントでもらった取っ手がないとドアが開かない仕組みになっている。やはりこのくらいの温度のほうがサウナに入ったという感じがしていい。低めの温度で長時間入るのはどうも性に合わない。
次は露天風呂。こちらもかなり高得点を与えられる設備だ。そろそろ外の空気が気持ちいい季節になってきた。足だけ湯につけてぼーっと座っているとどんどん時間が経っていく‥‥。
室内の湯舟もかなりの広さで、今日は銭湯の日だからラベンダー湯である。もっとも、長時間入っていたおかげで鼻がすっかり慣れてしまい、ほとんど気がつかないで入っていた。背景画は山梨側から見た富士山。壁のタイル絵は木曽路。
すっかり温まって疲れをとったらロビーにてジュースとテレビで一休み。百湯目にふさわしい銭湯だった。満足満足。
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