やすの銭湯日記

1998年5月26日
松本湯

中野区東中野5-29-12

夕方、雨が降る中で銭湯めぐりをする。早稲田通りを歩くこと約十五分、スーパー銭湯と聞いていたとおり、入口はモダンなつくりだ。大きな「ゆ」の文字が光っている。

自動ドアを抜けて、履物を預け、入浴券を自動券売機で買う。フロントで五円のおつりをもらう形式だ。大きなのれんをくぐって脱衣場へ。建物も新しくて清潔だ。ビル銭湯の割には天井もずいぶん高めにとってあり開放感がある。脱衣場からはサウナ室が見える。結構広めでいい感じなのだが、有料で今回は料金を払っていないので覗いて見るだけだ。

浴室に入るといきなり目の前に湯舟がある。丸い形で半分がやや深めになっているちょっと変わった形の湯舟だ。その向こうにカランがあり右奥には座風呂や寝風呂などが並んでいる。湯舟の配置からいえばもはや背景画とは言えないが、一応タイルの絵が正面に掲げられている。

カランの使い心地はなかなかいい。雨に濡れてべたべたした体を洗い流したら湯舟に浸かる。手前の方が温度が高くていいのだが、微妙に浅くて、肩まで浸かろうとすると妙な姿勢になって疲れる。もう少し深ければいいのだが。

フロントの横の休憩室にはソファとテレビのほかにも和室の空間があり、将棋板やオセロ等が置いてある。さらにその横にはマッサージ台があり、プロの人にマッサージをしてもらえるようになっている。もちろん有料だが。

なかなか頑張っている銭湯だなと感じた。次回はサウナにも是非入りたいと思う。



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