やすの銭湯日記

2003年7月12日
松の湯

江東区森下3-14-13

今日は蒸し暑い曇り空。七月のこの時期にありがちな天気である。はっきりしないこんな天気の日には風呂に入ってさっぱりするに限る、というわけで今日もぶらぶら銭湯めぐり。本日は江東区森下の「松の湯」を訪れることにした。

大江戸線の清澄白河駅を降りて小名木川を渡り、高橋の商店街を右折する。のらくろーどとして有名なこの商店街、どこを見てものらくろが出迎えてくれる店ばかり。しばらく歩いてそんな店がそろそろなくなってきたかなというあたりで松の湯が見えてくる。看板には「男ガスサウナ、女スチームサウナ」の文字がある。よし、今日はサウナに入ってさっぱりとすることにしよう。

サウナの料金は百三十円。入浴料金と一緒に払って脱衣場に入る。脱いだ服をロッカーに放りこんで浴室に入り、体を流したら早速サウナに。外に「ガスサウナ」とあったように、東京の銭湯としてはごく標準的な乾式サウナだ。女湯側はスチームサウナなのだろうが、こればかりは確認できないな。

置いてある砂時計はたぶん五分計であろう。二回分頑張って外に出る。シャワーを浴びれば気分もすっきり、といきたいところだが、ちょっとのぼせ気味なので少しずつ水をかぶりながら一休み。頭もすっきりしてきたところで髪と体を洗う。

湯舟は二つに分かれていて片方がちょっと深めになっている。背景画は山と湖、神社らしき建物と滝のモザイク画である。ええと、これはどこの絵だっただろうか、しばらく考えたのだが思い出せない。あとで調べてみたら、日光であった。実は私、日光には行ったことがないのである。思い出せないのも仕方がない。それはともかく、モザイク画は側面の壁までのびる大きくて立派なものだった。

風呂上がりに体を拭きながらテレビで相撲を見ていると、銭湯は本当にいいなあという気分になる。そういえば、女湯側の背景画を壁越しに見ると、空に鶴が飛んでいるのが見えるのだが、どういう図柄なんだろうか。気になるなあ。



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