やすの銭湯日記

2000年10月8日
松の湯

新宿区西早稲田1-4-12

地下鉄東西線早稲田駅、早稲田通りを歩いて数分のところに松の湯はある。通りに面しているので、自動車でこのあたりを通るときにいつも見ていた銭湯だ。気にはなっていたのだが、なかなか来る機会がなかったのだ。今回やっと来ることができた。もっとも、家の最寄り駅からは電車で一本なんだから、来ようと思えばいつでも来ることはできたのだが。

写真を撮るために、入口で数分程様子を見ていたのだが、やはり学生のような風貌の人がたくさん入って行く。学生街は今でも繁盛しているのだろうか。でもやはり風呂つきのマンションに住む学生が多いのだろうなあ。

入口を入り、左手のドアを入るとフロントがある。サウナ付き料金は千円らしいが、今回は入浴料金四百円だけ払って中へ入る。

外見はビル銭湯っぽいが、中は伝統的な銭湯で天井が高い。サウナが付いているぶん脱衣場も小さめなのかと思っていたのだが、意外と広い。もともと大きな銭湯のようだ。

浴室で目を引くのは背景画。鶴のモザイク画である。何羽もの鶴が女湯に向かって、というか、描かれた太陽のほうに向かって飛んで行く姿である。なかなか壮観である。湯舟のバリエーションも豊富で、サウナの前の水風呂はもちろん、打たせ湯、泡風呂、寝風呂、ボディマッサージ、深風呂と並んでいる。打たせ湯がある銭湯は比較的少ないのではないだろうか。温かい湯が肩にあたり、気持ちいい。

ゆっくり温まって脱衣場に戻ると、お客さんの一人が風呂上がりのカップラーメンを食べていた。さすが学生街の銭湯。



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