やすの銭湯日記

1999年11月2日
境南浴場

武蔵野市境南町3-11-8

十八時を過ぎるととたんに暗くなるこの時期に武蔵境の駅を降りると急に寂しい街並みになるような気がする。駅前からの道をちょっと入ったところにこうこうと光る境南浴場の看板。ちょっとおしゃれな感じ。

フロント横のロビーはテレビとソファがあるだけでシンプルだがきれい。サウナ料金三百円を払うとバスタオルとサウナ室の取っ手がもらえる。ここでは小さいタオルはもらえないようだ。

脱衣場はちょっと狭い上に形が変わっている。これはおそらくサウナをあとから増設したためだろう。浴室からちょっと離れたところのロッカーに服を入れ、いざ浴室へ。

カランはごく普通のタイプ‥‥と思いきや、にぎりの部分の形がどうみても回すタイプのもの。しかし、実際の使い方としては回すのではなく通常の押すと湯水が出るタイプ。別に押しにくいわけではないのだが、回しやすい形になっている意味は全くない。ちょっと不思議。

サウナは増設のように見えるわりにずいぶん広い。この広さはけっこう快適だ。しかも今日は自分以外サウナ客がいないので一人占め。それにしてもこのサウナ、座るところの温度が異常にに高い気がする。まだまだ耐えられると思っていても座っていると尻と足が熱くていられない。思わず自分のタオルを下に敷いてしまった。

背景画は太陽と大きな鳥の絵。タイルのモザイク画だ。なかなか派手で美しい。湯舟は三つに分かれていて一つは入浴剤が入っている。今日は薄い白濁の「ミルキー」。ママの味がするかどうかは知らないが入ってもべたべたするわけではないので心配はいらない。

結局サウナは十分・五分の二回。いくら快適でもやはり体力的にはこのくらいしか入っていられないかなあ。



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