やすの銭湯日記

1997年12月13日
草津湯

大田区東矢口2-7-29

久しぶりに大田区の銭湯を訪ねてみた。東急目蒲線矢口渡駅から徒歩五分程のところにある草津湯である。

フロントに五百円硬貨を出したら百二十円がおつりで返ってきた。ここの銭湯は三百八十円、都内の均一料金三百八十五円より五円安い。そういう銭湯があるというのは噂で聞いていたのだが、実際に出会うのは初めてだ。たかが五円だが得した気分だ。

脱衣場から浴室に入るとまず目立つのは湯舟の種類の多さである。気泡風呂や寝風呂、お湯の種類も三種類くらいあり、さらに無料のサウナの横には水風呂、そして「外気浴」と書かれたところもある。戸を開けるとそこは屋外にベンチがあるだけのところだった。確かにサウナの後に体を冷やすにはぴったりかもしれないが、この時期はちょっと寒いかも。

ちょうど混む時間だったのか、サウナは十人程の男が汗だくになって並んでいた。私も仲間に加わる。それほど大きいサウナではないので、もう座るところがないほどの満員状態だ。温度もかなり下がってしまっていた。ここのサウナにはテレビがついている。ああ、もう少しすいていればいい感じなんだけどなあ。銭湯が繁盛するのはうれしいことなんだが、混んでいるとうれしくないなんて、わがままな意見なのはわかっているのだが‥‥。

ロビーにはリラックスできそうな椅子がたくさん並んでいてテレビを見られる部屋がある。のんびりしたかったのだが、残念ながら今日はこの後予定があるのでそろそろ行かねばならない。くやしい。



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