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1998年8月14日
中野区新井1-14-13
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帰省先から東京に戻ってきた。実家の狭い内風呂にそろそろ我慢できなくなってきていたのでやっと銭湯に入れるという意味ではほっとした。そこで早速だが銭湯めぐりに出かけることにした。
中野駅の近く、新井薬師へ通じる薬師参道を歩くと向かって右側に寿湯が見えてくる。入口はこうこうと照明がついていて非常に明るい。お盆休みの時期のわりには人通りも多く、お客さんもそこそこに入っているようだ。
入口の自動券売機でプラスチックの券を買いフロントで五円硬貨と交換する。サウナは三百五十円、今回は見送ることにしよう。フロント前にはソファが置いてあってのんびり休めるようになっている。それほど広いわけではないのだが狭いなりに工夫しているのがうかがえる。
脱衣場に置いてある小型のワイドテレビではプロ野球をやっている。試合のほうはあまり面白い展開ではないようだ。服をロッカーに放りこんで浴室に向かう。
右手にはサウナ。その横に水風呂がある以外はごく普通のレイアウト。建物の形は昔ながらの銭湯だが、リニューアルしたのか本来背景画がある部分には洒落たデザインのタイルが敷き詰められていた。全体的にはまとまっているのだが、緑とオレンジのタイルの組合せはあまりいいとは思えない。
湯舟は赤ワインの湯でみたされていた。確かに色はワイン色だがごく普通の入浴剤だと思う。寝風呂・座風呂・ミクロバイブラと一通りは揃っている。
平凡な銭湯だが悪くはない。もう少しサウナの値段を下げて欲しいところだ。
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