やすの銭湯日記

1997年5月18日
小松湯

世田谷区東玉川2-6-12

今日は日曜日だ。日曜日といえば朝湯。というわけで、今日は田園調布駅近くの小松湯の朝湯に行くことにした。環八通りを歩いて行くと煙突が見えてくる。

田園調布の近くだからといって「高級」というイメージで売っている銭湯ではない、なんていうことは誰もが承知だろうが、このあたりには下町っぽい雰囲気が何だか妙に似合うような気がする。フロントでは地元のおじさんと世間話が盛り上がっているし。

脱衣場も浴室も、特に目を引くところがあるわけでもない普通の銭湯なのだが、やはり「朝湯」というのが大きな目玉といえるだろう。朝の雰囲気は夕方の銭湯のそれとは全く違うよさがあるのだ。

無料の湿式サウナで温まる。サウナ用のタイマーのような時計でも砂時計でもない、普通の時計があり、それで約七分が経ったところで出た。あまり長く入るとまた湯舟に入るのがつらくなる。

ここのカランは、シャワー付きが十七個と、広さの割にはちょっと少なめだ。その原因は、女湯側の仕切りについたカランのせい。ここにはシャワーがないかわりに大きな鏡がどーんとついているのだ。すいているときにはいいが、混んでくるとちょっと不便なような気がする。

湯舟の方では電気風呂がかなり広くとってある。これのせいで日曜日の朝からふにゃふにゃになってしまった。朝風呂はこれだからやめられないのだ。



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