やすの銭湯日記

2001年9月15日
駒の湯

世田谷区三軒茶屋2-17-13

多摩川でのバーベキューパーティはほぼ晴天の中で行われたのだが、途中数分間の夕立に遭い、ちょっと服が濡れてしまったりした。河原で地べたに座ったりするとやはり体は汚れてくる。ここは一つ、帰りに銭湯によって汚れを洗い流そう。

訪れたのは東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩数分のところにある「駒の湯」。通りから一本入った庶民的な街並みの中にあるビル銭湯だ。サウナ料金込みで七百円を払い、下駄箱の鍵と引き替えにサウナセットを受け取る。タオルとバスタオル、石鹸、剃刀、シャンプーが青いバッグに入っていた。

フロントから脱衣場に向かうと、ずいぶん立派な鯉の絵が飾られている。心なしかほこりがたまっているような‥‥。服を脱いで浴室へ。

縦に長い造りで、入って左手にサウナ、右手に水風呂。そして中央に島カランというシンプルさ。島カランの上の桶が置けるスペースが便利。体を軽く流したらここに風呂道具を置いて、まずはサウナへ。入り口は狭いが中の方は結構ゆとりがある。最初は私だけだったがどんどん後から人が増えて六人くらいになる。十分経過したところで外に出た。

島カランの方は鏡の前の物置部分の奥行きが狭くて、桶を置くことができない。鏡の上には置けるのだが、前の部分ももう少しだけゆとりがほしい気がする。

湯舟の後ろは緑色の幾何学模様のタイル。ちょっと風情にはかけるが清潔感はある。足を湯に浸けたらずいぶんぴりぴりするので結構熱いのかなと思ったが実は日焼けをしているせいだった。河原で半ズボンだったからなあ。

脱衣場に戻るとお年寄りが昔の戦争の話をしていた。やはりこの情勢の中で戦争を予感する人も多いのだろう。のんびり銭湯に浸かれる日々が続いてほしいものだ。



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