やすの銭湯日記

2002年1月26日
改正湯

大田区西蒲田5-10-5

今日は宴会に誘われて鶴見に行く。家を早めに出て蒲田の銭湯に寄ることにした。蒲田駅から歩くこと十分ほど、ビルの二階に入り口がある「改正湯」が見えてくる。

階段を上がり、中に入ると正面にはロビーがあり、左手にカウンタがある。サウナ料金二百円をあわせて六百円を払い、脱衣場に行く。大田区はサウナ無料のところが多いので一瞬高い気がするが、落ち着いて考えれば東京の銭湯としては安い方である。

冬の厚着の服にはちょっと手狭なロッカーに服をつっこみ、浴室に入る。体を軽く流したら早速サウナに入ろう。ここのサウナは腰掛け部分につやのある木が使われていて、なんだか昔の列車にでも乗っているかのような気分である。約十分温まったら外に出る。水風呂は苦手なので入らなかった。

それにしてもこの浴室、ビル銭湯であるにも関わらず十分な開放感があるように感じる。天井の高さがポイントなのだろうか。髪と体をよく洗い、再び湯舟で温まることにしよう。

湯舟の背景画はタイルモザイク画なのだが、下の方にはなんと鯉が十数匹泳いでいる。もちろん湯舟で泳いでいるのではなく、背景画の下の方が透明になっていてその向こうが鯉のいる水槽になっているのだ。背景にしておくのはもったいないので、普段と逆向きに入って、動く背景画を見ながらゆっくり温まる。

背景画に並んで目を引くのが温泉である。大田区ではよく見られる黒湯だ。ちょっと熱かったのだろうか、水を出している人がいたのだが、埋めるための水もちゃんと黒い温泉水が使われていたのが印象的だった。

脱衣場には階段がついており、上がっていくと上の階にはジムがある。サウナ料金にはこちらのジムの使用料も入っているそうだ。私は覗いてみるだけにしておいた。



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