PREV | UP | NEXT | TOP |
2000年1月5日
中野区野方1-51-10
|
今日はちょっと寒くてしかも風邪気味なのだが、銭湯仲間の「今年の目標は年間百湯」という言葉に触発されて今年初の銭湯めぐりをすることにした。目指すは家から徒歩十五分、環七通りと早稲田通りの交差点近くにある「上越泉」だ。
住所の表示のみを頼りに細い路地を通って行くと明るい看板が見えた。思っていたよりもずっと立派な破風造の建物。中に入るとフロントでは非常に愛想よく話しかけてこられてちょっとびっくり。でも銭湯にはやっぱりこのくらいの親しみやすさがあった方がうれしいよなあ。
破風造の銭湯は脱衣場の天井の感じがいかにも銭湯らしくていい。ここのロッカーはよく見る大きさのものの他に縦長のものもある。
浴室に入って左手にサウナがある。今回はサウナ料金を払わなかったので中に関しては不明だが、どうやら乾式サウナのようだ。そしてその隣には立ちシャワー。更にその奥にはなんと露天風呂がある。ここの露天風呂は非常にユニークで、露天の湯舟の半分は浴室の内側に食い込んでおり、透明の壁で仕切ってある。どうやら建物の横にあった二メートル弱の細長い空間を利用してサウナと立ちシャワー、そして露天風呂をつくったようなのだ。もちろんその部分だけでは露天風呂のスペースが足りないので露天の湯舟部分は浴室内のものの一部を借用したという感じで造ってある。露天なのにほとんど空は見えないという不満はともかく、銭湯のご主人のアイディアに感激した。
全体的に見ても掃除が完璧で清潔感がある、いい銭湯である。背景画が竹林でいまいち面白みに欠けるのが残念。
←観音湯 | 新栄湯→ |