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2002年3月12日
練馬区中村南3-11-2
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春らしくなってきた火曜日。今日は休暇を取って散歩がてら銭湯めぐりをすることにした。銭湯の開店時間にあわせ、十五時過ぎくらいから出かける準備をし、十五時半頃に家を出る。
すでにコートも必要ない日和の中、住宅街の中を歩く。新青梅街道に出てしばらくするとファミリーレストランのジョナサンが見えてきた。その向かい側にあるのが「平和湯」だ。
フロントでサウナも利用することを告げる。サウナ料金は四百円、入浴料とあわせて八百円を払い、下駄箱の札を預けてタオルなどを受け取る。脱衣場に入った最初の印象は狭いということだ。もっとも、ビル銭湯では標準くらいといえるかもしれない。壁の両側がロッカーでそれ以外のよけいなものが置かれていない分、見た目よりは広く使えるという感じがした。
浴室に入ってがらりと印象が変わった。大きな柱が二本建っているのはビルの構造上仕方のないことなのだろうが、それが気にならないくらい広々としている。天井が低いのに目をつぶれば、リラックスして入浴するのに十分な広さと言えるのではないだろうか。さて、体を軽く流してからサウナに向かおう。
サウナもゆったりした広さで清潔感がある。お客さんが増えれば狭苦しくなるかもしれないが、それは仕方のないことだ。六人は余裕で入ることができるこのサウナ、中ではラジオが流れていて、暇つぶしにはいい。五分の砂時計二回分で外に出る。
カランもシャワーも非常に使いやすく、快適である。汗を流してきれいな体になったら今度は湯舟へ。ここの銭湯の売りは「二股ラジウム温泉の湯の華を使用している」ということである。かなり大きな湯舟のうち約半分が湯の華使用の湯になっており、温度は少々ぬるめである。主成分は炭酸カルシウムだそうで、ちょっとぬるつく感じが温泉っぽい。色はほぼ透明でにおいもないが、気分はすっかり北海道の温泉気分。
最後はちょっと熱めの泡風呂でしめる。ああ、やっぱり早い時間に入る銭湯は最高だなあ。
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