やすの銭湯日記

2001年10月13日
平和浴泉

中野区南台5-9-20

涼しくて天気もよく、散歩するには絶好の土曜日。遅い昼食を食べに外に出るついでに散歩と銭湯めぐりをすることにした。東高円寺でラーメンを食べ、そのまま環七通りを南下、方南町の駅前にたどり着く。さらにそこから歩いて五分ほどで「平和浴泉」に到着。さて、のんびりと湯に浸かることにしよう。

のれんがかかっていないので、一瞬まだ開店していないのかと思ってしまったが、中から声が聞こえるので下駄箱のところまで行ってみると、お客さんはすでに入っているようだ。確かこの銭湯にはサウナがあるはずだと思い料金を確認しようとロビーを見まわしたが、どこにも書かれていない。入り口で訊いてみると、なんとサウナは無料だそうだ。銭湯料金だけ払って中に向かう。

シンプルな脱衣場はまだ早い時間帯のせいか、静かで閑散とした雰囲気。寂しい感じというよりは土曜日の午後にふさわしくのんびりした感じというべきだろう。浴室にもお客さんはわずか二人しかいない。

サウナは二人しか入れない狭い部屋の両脇にパネルが二枚。壁に貼られた説明によるとここから赤外線が出ているらしい。その名も「低温サウナスーパーラジアント」。銭湯のサウナとしてはかなり貧弱な設備と言わざるを得ないが、それでもサウナがついているだけありがたい。

カランとシャワーはとくに触れるべき特色はない。掃除は行き届いているようである。湯舟は三つに分かれていて、深い湯舟と座風呂、そしてバイブラバスと呼ばれる泡風呂がある。背景のペンキ絵がないのがちょっと残念だ。

全体的に清潔感と落ち着いた雰囲気がある銭湯だと思う。浴室でも脱衣場でもぼーっと座っている時間が長かったのはこの雰囲気のせいだろうな。



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