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2001年10月27日
杉並区本天沼2-7-13
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荻窪の駅からバスに乗り、稲荷横町バス停で下車。すぐのところにあるのが「第二宝湯」である。外観からしてちょっと銭湯っぽくない感じなのだが、実はこの感じは外観だけではなかった。
中に入って左手にあるフロント。この銭湯は左右対称ではなく、想像では男女の脱衣場・浴室の配置も違うのではないかと思われる。サウナ料金もあわせて七百円。お金と引き替えにバスタオルを受け取り、脱衣場に行く。
そしてここでも普通の銭湯にはない物を目撃。それは「市松模様配置のロッカー」だ。ロッカーとロッカーの間にちょっと物を置くことができるスペースが空いている。もちろんそういう便利さもあるのだが、むしろデザインを重視した結果こうなったという感じがする。ちょっと残念なのはロッカーのサイズが通常より小さいということだ。冬場に厚着で来たりすると、全部入りきらないかもしれない。
非常に清潔で掃除が行き届いた浴室。こちらもやはり斬新なデザインが随所に見られる。ひととおり見回してこの雰囲気を堪能したら、体を流してサウナに入ろう。温度計は百十度を指していて熱めでいい感じだ。砂時計二回分でかなり熱くなったところで外に出る。ちょっとのぼせたかな。
サウナの温度に比べてカランの湯温はかなり低い。水と混ぜなくてもそのまま体にかけられるぬるさだ。私にはちょっとぬるすぎる気もするくらい低い。水で温度を下げることはできるが、温度を上げることはできないのだから、もうちょっと熱いほうがうれしいなあ。
さて、髪も体も洗ったら仕上げで湯舟に浸かろう。ところがこちらもちょっとぬるめである。もっとも、最近の銭湯での湯舟の温度は昔より低くなってきているから、このくらいがいいという人が多い気もする。背景画はペンキ絵なのだが、図柄は実にシンプル。湖と森と山と雲が描かれているだけで、ヨットなどはいっさい描かれていない。ちょっと独特の雰囲気で面白い。
風呂をあがったらゆったりしたロビーで一休み。大きなテレビがあって居心地もいい。単に斬新なデザインというだけではなく、昔からのよさもちゃんと残っている銭湯だなという印象を受けた。
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