やすの銭湯日記

2002年6月29日
初音湯

杉並区方南1-11-13

今年の梅雨は雨の日が多いばかりでなく、気温も低い日が多い。今日も小雨がぱらついていてあまり暖かくない日である。長袖のシャツを着て出かけることにしよう。

永福町までバスに乗り、そこから歩いて銭湯に向かう。実は今回向かう銭湯、永福町は最寄り駅でも何でもない。たまたま自宅近くから出ていたバスに乗ってみたかったのと、永福町からならなんとか歩ける距離だったのでそうしてみたというだけなのである。本日訪れる銭湯は初音湯。ちなみに最寄り駅は京王線の代田橋駅である。

なかなかいい雰囲気の商店街の中に突如現れる銭湯の入口。通りからちょっと奥まったところにあるこの建物は、まさに東京の銭湯という外観である。今日のこの小雨の天気にも不思議と似合う感じがする。湿っぽい体をすっきりさせるにはやっぱり銭湯が一番だ。さてさて、のんびりと浸かることにしよう。

番台のおかみさんの親切そうないらっしゃいませの挨拶に四百円を払い、脱衣場を見渡す。なんだかずいぶんたくさんタオルが敷いてある気がするなあ。脱衣場の床が濡れているのはやっぱり気持ちが悪いので、これだけタオルが敷いてあれば確かに安心である。建物の内装は伝統的な雰囲気がちゃんと残っていて、非常に落ち着いている。なんとなく安心できる室内である。

浴室は一転して明るい感じ。特別に現代的な設備があるというわけではなく、全体的に清潔でぴかぴかなのがこの雰囲気を出しているのだろう。正面に堂々と掲げられるペンキ絵は北海道の駒ヶ岳、女湯の側は見附島だ。島カランの一番奥に腰掛けて体と髪を洗い始める。シャワー、カランとも使い心地は非常によい。

湯舟も二つに分かれているだけのシンプルなもので、温度もほとんど変わらない。逆にこのシンプルさも心地よいのではないか。

天気のせいか空いている浴室では、小学生の子供二人がシャンプーの小瓶を使って遊んでいる。少々湯の使い方が派手だったが、他の客に迷惑をかけているわけでもないしいいかなと思ってしまう。自分が子供の頃を思い出すともっといろいろやっていた気がするなあ。



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