やすの銭湯日記

2000年4月29日
白山湯

世田谷区奥沢7-53-5

自由が丘に来た。引っ越して以来なかなか来られない街なのだが、大学時代によく来たので懐かしいのだ。親近感がある街ではあるが、街の風景も当時と比べるとだいぶ変わってきた。さて、今日は以前から看板を見ていて存在だけは知っていた白山湯へ行くことにした。

八中前商店街という、自由が丘にしてはちょっと生活感がある雰囲気のところに白山湯はある。最近は日が長くなってきて、十七時を過ぎてもまだ明るい。入口はフロント形式なのだが、店の人はフロントではなくフロントの前のテーブルでサウナ用のタオルをたたんでいた。なんとものんびりとした風景だ。サウナ料金は二百円。なかなか良心的ではないか。タオルを受け取り中に入る。

ガイドブックには「フィンランドサウナ」と明記してあるので、これが売りなんだろうなあと思って行ったのだが、サウナ自体はそれほど大きいわけでもなく、ごく普通のサウナである。十二分計が壊れていて、どのくらいサウナにいたのかわからないのがちょっと困る。出たところにある水風呂は家庭用のバスタブ見たいな感じで面白い。

カランの使い心地は、まあ、平均的といったところか。湯の温度が低いのがちょっと不満である。湯舟の湯は緑色の入浴剤が入っている。こちらはカランの湯と違い、何ともいえない気持ちいい温度で、非常に気に入った。体の冷え具合とうまくマッチしたのかも。

さて、帰りには自由が丘で最近お気に入りのエッグタルトをお土産に買うことにしよう。



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