やすの銭湯日記

2000年4月24日 第二玉の湯 杉並区松庵3-7-12

先週の新宿区の第三玉の湯に続き、今日は杉並区、西荻窪駅から徒歩五分程の第二玉の湯を訪ねた。両銭湯の関係については不明だが、第二玉の湯の方は、同じく杉並区でこちらも西荻窪駅を最寄り駅とする玉の湯に非常に似ているので、何かしらの関係があるのではないかと思われる。残念ながら、フロントのご主人には話を聞きそびれてしまったのだが‥‥。

どういうところが玉の湯に似ているのかというと、まずはフロント横のロビーから見える庭で飼われている鯉である。立派な鯉が池を泳いでいて、銭湯の庭としてはなかなか見られないくらい立派である。

そして、もう一つの類似点は「掃除が完璧なこと」である。これは本当に重要なことだと思うし、銭湯のご主人の苦労も並々ならぬものと想像できるだけに非常にうれしいことだ。風呂に入る前からすっかりいい気分になって、浴室へ向かった。

そして、さらにうれしいことが続く。風呂桶が木製なのだ。何ともいえぬあたたかみがたまらない。これもポリエステル製のケロリン桶に比べればずいぶん手間がかかりそうで、ご主人のこだわりがうかがえる。なかなかいい銭湯ではないですか。

浴室内はシンプルなつくりで、ペンキ絵もなく、飾りのタイルが少々ある程度。しかし、これだけのこだわりを見せつけられれば気に入らずにはいられない、と思わせるにくい銭湯だ。