やすの銭湯日記

1999年3月15日
羽衣湯

渋谷区本町3-24-20

都営12号線西新宿五丁目駅から歩いて五分程のところにすごい銭湯をみつけてしまった。チラシによるとごく最近新装オープンしたらしい「羽衣湯」。最新式の設備をそろえたスーパー銭湯だ。

「桔梗の湯」と「桜の湯」とで一日おきに男女が入れ替わる方式で、本日は「桜の湯」が男湯。フロントで入浴料金込のサウナ料金千円ちょうどを払って中へ入る。さすがに新装開店だけあってものすごいきれいだ。脱衣場から浴室へのガラス戸を開けるといきなり階段がある。限られたビルの敷地をうまく利用して二階に浴室を設けているのだが、お年寄りにこの階段はちょっとつらそう。

「桜の湯」には有料のソルティサウナの他にも、通常料金で入ることができる露天風呂、電気風呂、水風呂と充実した設備が揃っている。カランも少し変わっていて、旅館の温泉や家の内風呂ににありそうな、温度調節もできて手持ちのシャワーと一体型になっているタイプだ。使い勝手は非常によいが、お湯が出しっぱなしにできるため、そのあたりを考えずに使う人がいると水道代が余計にかかりそうな気がする。

ソルティサウナは比較的低温だが塩を体に塗ることで汗は非常にたくさん出てくる。しかし、体に傷があると塩がしみて非常に非常に痛い。私もちょっとした皮膚病のところにある引っかき傷にしみて大変だった。

湯舟についている泡風呂はどこも似たような物がおおいのだが、ここの「スピンジェット」はどん、どん、どんと鼓動のようにすごい勢いで振動が体に加わる。これが非常に心地よい。また、「うきうき風呂」と名付けられた、泡の力で体を浮かせる風呂もいい感じだった。

ちなみに、チラシによれば「桔梗の湯」の方には高温サウナ、露天風呂、エステバス、肩たたき、ローリングバス、水風呂等の設備があるそうだ。偶数日には男湯になるので、次回は狙ってみよう。

それにしても新宿からこんなに近いところにこんなすごい銭湯ができたとは、正直いって驚いた。しかも営業時間が午後二時から深夜一時半まで、日曜日は午後一時から深夜一時半までと長いのも魅力だ。ちなみに定休日は金曜日なので、気をつけましょう。



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