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1999年1月14日
国立市富士見台1-8
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南武線谷保駅の近くにあるビル銭湯「銀静湯」を訪ねた。国立市には三つの銭湯があり、ここは私にとって三湯目。これで国立の銭湯制覇だ。入口を入るとなんとなくだだっ広い雰囲気のフロント。いや、フロントというよりはこっち向きになった番台という感じ。
脱衣場も入口に引き続いてだだっ広い。大音量で聞こえるのはおそらく有線放送の演歌。そしてなんと言っても目につくのは鍵の付いていないロッカーだ。ここのロッカーは平均的な銭湯のものより大きいのだが、ほとんど鍵が付いていないのだ。ここも無断で鍵を持って行く客に困っているようだ。くれぐれも鍵を持って帰るのはやめましょう。
浴室に入るといきなり正面にあるのが湯舟。浴室の中央に湯舟があり、三方の壁に向かってカランがある。シャワー付きは向かって右側のカランだけ。しかし、なぜかシャワーが出しっぱなしで放置してある。無駄に思って順番に止めていったら常連さんらしいおじさんから「全部止めるとカランからの湯が冷たくなるから出しっぱなしにしておいた方がいいよ」と言われた。確かにあとで脱衣場の貼紙を見るとそう書いてある。なぜそうなるのかも分からないけど、どうしてももったいないと思ってしまう。
シャワー付きのカランもかなり変わっていて、シャワー横の蛇口は開けっぱなしにして、温度調整ができる手元のカランに付いている蛇口を使うのが正しい使用法らしい。ううむ、謎だ。
浴室中央の湯舟は四十五度くらいの熱い湯で気持ちいい。さすがにじっとしていないと結構熱いが、いかにも銭湯という感じでうれしい温度だ。正面の壁には十和田湖のペンキ絵。構造上、背景画とはいえないが、ちゃんとペンキ絵があるのはさすが。
しかし、やはり気になるのは出しっぱなしのシャワー。出しっぱなしにしなくても温度が下がらないように早く改修工事した方がいいと思うのだが‥‥。
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