やすの銭湯日記

2000年11月12日
富久の湯

文京区千駄木5-41-5

朝七時に起きて外に出ると、あいにくの曇空。寒いのは覚悟していたが、さわやかな天気を期待していたのでちょっと残念だ。まあ、少々天気は悪くても、気持ちいい朝風呂が待っているということで、気をとり直して出かけよう。

総武線から南北線に乗り換えて、本駒込で下車。駒込病院方面へ歩くと道の右手に見えて来るのが富久の湯だ。入口は階段になっているのだが、そこには座ったまま階段をのぼれる装置がついている。そう、この銭湯は体が不自由な人でも風呂に入ることができるように配慮されているのだ。第二第四日曜日の十二時から十四時には無料開放もしているようだ。

入口は普通に下駄箱があるのだが、そこの部分もスロープになっている。普段は気にしたことがないような小さな段差でも、体が不自由な人にとっては大きな障害になるのだというのがわかる。脱衣場の入口、浴室への入口にも当然スロープがつけられていて、バリアフリーになっている。すばらしい。

スロープ等の設備とは対照的に、銭湯としての設備は昔ながらの面影が残っている。番台の伝統的な形といい、シャワーも鏡もついていない島カランといい、歴史を感じさせる形式だ。湯舟は二つに分かれており、背景画は渓谷に架かる橋のタイルモザイク画。湯はちょっとぬるめな気がするが、じっくり温まることができた。

帰りは千駄木の駅まで歩いてみた。天気は悪くてもいい気分。やっぱり朝風呂はいいものだ。



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