やすの銭湯日記

2003年11月30日
イーストランド

江戸川区西篠崎2-23-1

都営新宿線に乗って篠崎駅で下車、曇り空の住宅街を十分ほど歩いて行くと見えてくる、ちょっと変わった雰囲気の建物。イーストランドと言う名前からして銭湯とは思えない感じなのだが、外観はさらに不思議な感じである。語弊があるかもしれないが、個人的には田舎にあるラブホテル風という印象を受けた。

しかし、手もとの資料によれば中の設備はかなり充実しているはずだ。期待を胸に中に入る。フロント形式の入り口で、入浴料金四百円に加え、サウナ料金三百円を払ってバスタオルを受け取る。

内装は期待どおり、非常に清潔で新しいという印象を受ける。鄙びた感じの銭湯も好きだが、こういう清潔感ももちろん歓迎である。わざわざ出向いた甲斐があったなと感じつつ、浴室へ。

湯舟は非常に大きくて心地よさそうだ。まずは体を流してからサウナへ。こちらもけっこう広い。テレビもあるし、十二分計もあって設備としても完璧だ。じっくり温まってから出る。ほとぼりをさましたらミストサウナにも入ってみよう。こちらはミストというよりは雨といった方が適切かもしれないほど雫がぼたぼたと落ちてきていた。もう少し霧がこまかくてもいいかなという感じだ。

下欄から出る湯は軟水。シャワーは首が大きくふれて使い心地も大変よろしい。さらに、桶が木製だったりして、伝統的な銭湯を好む人も満足させるところがうれしい。

さらに露天風呂にも行こう。お湯が熱めで心地よい。今日の湯は「紅茶風呂」だった。いい香りだ。

脱衣場では「磁気整水」と書かれている水が飲める。普通の水との味の違いはわからないがとりあえず飲んでみた。やはり違いは解らないまま。

浴室入口部分には帆船のステンドグラス、正面上部には草原を歩く人々のタイル絵がある。ペンキ絵が見られないのはちょっとだけ残念かもしれないが、それ以外の部分については非常に満足度が高い銭湯だった。



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