やすの銭湯日記

2000年2月13日
第二愛染湯

練馬区豊玉北6-7-2

練馬図書館の近くにそびえ立つ煙突。ビル銭湯の第二愛染湯は建物自体は近代的なのにちゃんと破風造の屋根の一部が取り付けられている。その両側にはどうも沖縄のシーサーらしき像があるのだが、これはどういう意味なんだろう。そういう伝統があるのを私が知らないだけなのだろうか。気になる‥‥。

入口には下駄箱が並んでいるのと、正面に無機的な雰囲気の自動ドアがあるのみ。いかにもビル銭湯の暖かみのない銭湯なのかと思いきや、自動ドアを入るとごく普通のロビーの雰囲気。サウナもあるようだが、今日はちょっと時間がないので通常料金で行く。

脱衣場も狭いのかと思いきや、意外と広々としている。ロッカーは全て壁に寄せ、部屋の中央に余計なものを置いていないから広く感じるのだろう。奥行きこそ全くないが、手入れのいきとどいた庭もいい感じだ。

浴室のレイアウトもちょっと変わっていて、男女の仕切りの側に湯舟が並び、左側に並んだカランは通常の銭湯と向きが九十度変わっている。そして感心したのは、ビル銭湯にもかかわらず天井が高くなっていて湯気が抜けるようになっているのだ。ちょうど浴室の上だけ二階吹抜けにしたような感じだ。これなら狭苦しい感じもしなくて非常に快適だ。

湯は手前から宝寿湯、泡風呂、座風呂、そして水風呂と並び、水風呂の向かい側にサウナがある。普通のドライサウナのようだが、詳細は不明だ。

カランは使いやすく、シャワーの水量も十分だ。宝寿湯でのんびり温まって上がる。

ロビーの居心地もよさそうだったのだが、今日はあまり時間もなかったのですぐ出てきてしまった。機会があればもう一度トライしてみたい銭湯だ。



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