やすの銭湯日記

2000年2月16日
弁天湯

武蔵野市吉祥寺本町2-27-13

今日も風が強くて寒い。こういうときこそ温かい銭湯でのんびりあたたまって‥‥というとかなり気持ちよさそうだが、銭湯めぐりの場合にはその後で湯冷めしないように十分注意しなければならない。

それはさておき、今日は仕事帰りに吉祥寺で途中下車。アーケードを通って弁天湯に向かう。吉祥寺の街を歩くのは久しぶりだが、いろいろと面白そうな店が多いなあ。今度改めて探検に出かけることにしよう。

銭湯の入口を入るとフロントとロビーがある。しかし、ロビーと言っても二メートル半程度の壁で仕切られているだけで、上の方は開いている。これはどう見ても、以前は番台形式だったところから番台を取り払い、仕切り壁を増やしてロビーを無理矢理作ったという感じだ。ちょっとしゃれたソファとテレビが置いてある。

ロビーでこれだけ場所を使ってしまうと、脱衣場は狭いだろうなあと思っていたが、実際には結構ゆったりとしている。ここはもともと敷地が大きいようで、こういう贅沢な使い方をしても十分くつろげる広さが取れるようだ。

浴室も広さは十分。カランもたくさん並んでいる。しかし、シャワーがついているのは両側の壁に向いた二列だけ。当然客は壁ぎわに集まってしまう。せっかく広いのにちょっともったいないなあ。でもやはりシャワーは必要だし‥‥。

水を出すとカランの握りのところから漏れてくるせいで何度か冷たい思いをしたが、シャワーの水量などには満足できた。湯舟はごく普通のものが並んでいるが、ラベンダーの薬湯の色はまるで絵の具を溶いたかのような鮮やかな色でちょっとびっくり。背景画は湖と山。「信州」と記されていた。

ロビーで休みたかったのだが、腹が減って我慢できなかったので急いで帰ることにした。湯冷めもしたくないしね。



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