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2002年9月7日
杉並区和泉1-34-2
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雨が小降りになってきた。京王線代田橋駅を降りて環七沿いを北上していき、大黒湯に向かう。ここは何度か前を通ったことがあるのだが、入るのは初めてである。地殻に銭湯が多く、なぜか後回しになってしまっていたのであった。
フロントで四百円を払い、脱衣場に向かう。脱衣場は音楽やテレビの音など一切なく、非常に静かである。雨で湿った服はとっとと脱いで、早く湯を浴びたいのだ。急げー。
浴室に入ってすぐに気づいたのはサウナである。この銭湯にサウナがついていたのは気づかなかった。入口の横にはサウナ料金五十円とある。この安さならば、フロントで気づいていれば払っていたのだが‥‥一瞬フロントに戻ろうかとも思ったのだが、ちょっと面倒くさくなってやめてしまった。ちょっと見てみたところ、スチームサウナのようなのだが、詳細は不明である。
中央にある島カランに陣取り、体を洗う。カランが汚れているのかとちょっと気になったが、これは変色しているだけで汚れているわけではないらしい。人によっては気になる人もいるかもしれないが、私にとっては何の問題もない。
ここの浴室で感心したのは、鏡の間につかまることができる取っ手があり、立ち上がるときに非常に便利だということである。お年寄りでなくてもここに取っ手があれば立ち上がりやすいし、シャワーにつかまったりして壊すようなこともないだろう。
湯舟は二つに分かれていて、座風呂と泡風呂の標準的な形式である。背景画は足摺岬のペンキ絵で、これを見ながらのんびりと湯に浸かっていると、外の天気の悪さも忘れてしまいそうだ。
風呂上がりに脱衣場をよく見ると、会議室にありそうな机が並んでいる。ちょっと不思議だが、使い勝手は悪くない。トイレを使ったのだが、トイレの中にも手すりがついている。まさにお年寄りにやさしい銭湯になっているのであった。
外に出たらもう雨は上がっていた。帰りは方南町まで歩いてみることにしよう。
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