やすの銭湯日記

2000年8月19日
千代乃湯

世田谷区三軒茶屋2-12-7

今日は多摩川の花火大会。友人宅が川沿いにあり、場所取りをしておいてくれているので、ありがたくお邪魔することにした。ちょっと家を早めに出て、銭湯によって行くことにしよう。途中下車したのは田園都市線三軒茶屋駅。そういえばこの路線はちょっと前まで新玉川線と呼んでいたはずだ。東急は最近、駅名や路線名をいくつか変更したらしい。実は今日電車に乗るまで知らなかった。

駅からほんの数分のところで、道に迷うことはないと思っていたのだが、やはりいつものようにぐるぐる回ってしまった。煙突を見つけてからはすぐにたどり着いたのだが、ここの銭湯は入口がわかりにくい。道に面しているところには小さな看板があるのみで、自転車も通れないような小路を入って行くとやっと入口にたどり着くというふうになっているのである。なぜこういうつくりになっているのかはわからないが、不思議な感じが楽しい。

この銭湯の下駄箱にには札がない。持って帰る人が多くて困った末、外してしまったのだろうか。高価な靴ではないから盗まれる可能性は低いが、いざ盗まれたときには困るだろうなあ。

なかなか雰囲気のある番台と脱衣場。外からは全貌がつかみづらいが、中から見る限りかなり立派な破風造だ。浴室にはウェットサウナがあることに入ってから気がついた。無料なのかどうか迷ったが、サウナ入口には何も書いていなかったので入ってもいいのだろうと判断し、中に入る。しかし、今日はなんとなくサウナの気分ではなかったし、時間もあまりなかったのでさっさと出てきてしまった。

背景画は山のペンキ絵。女湯側は富士山のようだ。カランの湯がぬるいのが不満。夕方早い時間だったせいだろうか。

風呂上がりに花火大会っていうのもなかなか風情があっていいものだ。でも、もう夏も終わりなんだと思うとちょっと悔しい気分。



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