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2000年8月27日
文京区水道2-7-3
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銭湯めぐり仲間から、文京区のあさひ湯が今月末で廃業になると聞いた。何としてでも廃業になる前に一度訪れなければと思い、八月最後の日曜日の今日、やっと訪れることができた。
営団地下鉄有楽町線の江戸橋駅を降りて地上にあがると、首都高速の向こう側に堂々と立つ煙突。地図を見なくてもすぐにわかる。橋を渡って正面に回り込むと、これまた堂々とした破風造だ。周りに派手な建物がないせいか、それとも単に私の興味のせいか、あさひ湯の建物は非常に目立つ気がする。
座るところは高くなっていないが、ちゃんとした番台形式の銭湯。そして脱衣場はかなり広いようにみえる。サウナやフロント等を増設して狭くなりがちな最近の銭湯の脱衣場に比べると解放感が違う。もちろん天井も十分高い。このように書くとかなりレトロな感じの銭湯を思い浮かべる人も多いだろうが、設備も内装もきちんとリフォームされていて古いという感じではない。脱衣場だけではなく、浴室の方も同じように、カランやシャワーもちゃんとしている。
近所の人達が一番風呂を楽しむ中にお邪魔する。立ちシャワーが一列並んでいてちょっと普通よりも数が多いかなと思う以外はごくありふれたつくりの浴室。湯舟の背景画は竹林の写真だ。どこを見てもしっかりしたつくりで、とくに古いと思われるところもなく、この銭湯があと数日で廃業してしまうとは信じられない。
脱衣場の貼紙は確かに月末で廃業する旨を伝えているし、建物の外にも工事計画が書かれている。残念だが、これが東京の銭湯の現実なんだろう。
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