やすの銭湯日記

1999年8月19日
朝日湯

中野区野方6-10-4

練馬の方に行く用事ができて、自宅の高円寺からバスに乗って行くことにしたとき、ふと思い出した。「以前同じ経路をバスで行ったとき、どこかのバス停の目の前に銭湯があったなあ‥‥。」早速銭湯グッズを手にバスに乗る。

バスは環七を走るので、ルートに沿って銭湯マップを見て行くと、どうやら中野区の朝日湯らしいということがわかった。降りるバス停は‥‥自信はないが野方駅北口あたりのようだ。後者のときブザーを押すタイミングが難しいかななどと考えつつバスに乗り込んだのだが、ちょうどそのバス停で降りる人がいて助かった。私の予想通りその銭湯は野方駅北口バス停前にある朝日湯であった。

コインランドりーの横を入ると左手に入口がある。昔ながらの堂々とした入口、向かって左が男湯だ。一応番台形式なのだが、高いところにご主人が座るものではなく、客と同じ目線の形式だ。雰囲気としてはむしろフロント形式に近いかも。

全体的に横長の建物で、広さも十分にある。浴室にはカランが合計三十一基。六列に並んでいて、幅広さを感じさせる。向かい合わせのカランが桶を置く場所を共有しなければならないのがちょっと残念。

湯舟の方も幅が広い。しかも仕切りが一ヶ所だけになっていて、大きい方の湯舟は本当にのんびりできるサイズだ。下手にいろいろな設備をがあるよりもこういう広さを強調した作りの方が私好みだなあ。なんて言いながらも、いろんな設備があればそれはそれでうれしいのだけれど。

背景画は宇宙をモチーフにしたタイル絵。天井は八角形の吹抜口があるのもいい。ちょっと熱めのお湯も気に入った。

もう少し時間があればゆっくりして行けたのだが、今日はこの後用事がある。あわただしい銭湯めぐりだった。



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