やすの銭湯日記

1997年2月6日
鵜ノ木天然温泉

大田区鵜の木2-11-11

道に迷ってしまった。アルバイトの帰りに徒歩で行こうとしたのだが、住所だけを頼りに歩いたらものすごい遠回りになったようだ。大田区は広いのでの地図の縮尺が大きくて見づらいんだよなあ‥‥

このように書くと非常にわかりにくいところにあるように見えるが、実は鵜ノ木天然温泉は東急目蒲線鵜の木駅から徒歩五分ほどの比較的わかりやすいところにある。フロントでお金を払って、いざ脱衣場へ。

小さな庭が付いている脱衣場には大きな柱時計がかかっている。おおすばらしいと思ってよく見たら、残念ながら振り子はすでに止まっていた。それにしても天井が高くていかにも昔ながらの銭湯という感じがする。浴室の方には大きなペンキ絵が。富士山ではないがやはり山が描かれている。頭を軽く洗ったら無料のサウナへ。個人的な希望としては、砂時計でも何でもいいからサウナの中に時計が欲しい。

体を洗ったらここの一番の名物である天然温泉へ。ゆっくりのんびり浸かろうと思ったのは甘かった。非常に熱いのである。熱い湯は好きなはずなのだが、それでもはじめは脚だけしか入れない。少し慣らしてから肩まで浸かったのだが、結局三十秒程度しか我慢できなかった。コーラ色のお湯は常に対流していて、じっと入っていても次々と熱い湯が流れてくる。温度計の針は48度をさしていた。

おそるべし、天然温泉。



yasunori@kimuralab.org