やすの銭湯日記

1997年11月1日
つばめ湯

世田谷区奥沢1-40-14

ちょっとおしゃれなマンションの入口かと勘違いしてしまいそうな感じのつばめ湯。看板が出ていなければここが銭湯であるとはなかなか気づかない。下駄箱の手前あるのは入浴券の販売機。ここで入浴券とサウナ券を買って中に入る。例によって入浴券は三百九十円。おつりの五円はフロントでもらう。サウナ券は百円。有料のサウナにしては安いほうだ。

清潔な感じの脱衣場。ロッカーの横にはマッサージ機などが並んでいる。トイレも使ってみたが、きれいに掃除してあって好感が持てる。

浴室に入ろう。なぜか今日は子供が多いぞ。週末だからだろうか、まあ、いずれにしてもこれからの銭湯を支える世代の客が増えるのはいいことだ。体を流して髪を洗ったらサウナに入る。湿式サウナは、温度は低くても体感温度はかなり高い。五分ちょっとで外に出る。慣れてくればもう少し長く入っていられるようになるのだが‥‥。

湯舟のほうは低温・中温・高温の三つに分かれている。子供達はお父さんと一緒に低温のほうに入っている。中温の湯舟は座風呂だ。そして高温の湯舟は電気風呂。私は高温のところに入る。電極の間が広いのであまりぴりぴりこないのだが、私にはちょうどよかった。

脱衣場で服を着ていると小学校低学年くらいの子がマッサージ機に気持ちよさそうに座っている。ちょっと不思議というか違和感のある光景だ。ロビーに出ると、きれいに手入れされた庭が見えるところにワイドテレビが置いてある。飲物を飲みながら休憩。ここにも子供が親と一緒にいる。もう二十二時なのに、やはりこの辺りは子供がよく入りに来るのだろうか。



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