やすの銭湯日記

1997年2月27日
登喜和湯

大田区下丸子1-14-16

矢口西小学校の横を歩いて行くと住宅街の中に突如として現れる銭湯が登喜和湯だ。夜だったので辺りは暗くさびしい雰囲気があったが、住宅街の中にある銭湯はどこもこういう感じだろう。それでも銭湯の前だけは照明で明るく、ほっとした気分になれる。

中に入るとフロントには陽気なおじさんがテレビを見ながら座っている。お金を払って脱衣場へ。入浴前にトイレに行ったのだが、その際に見た庭は小さな池もあってなかなか凝った感じになっている。もう少し暖かくなってから庭でのんびり風呂上がりを過ごすと気持ちがよさそうだ。今はちょっと寒いけど。

ここのサウナは湿式だ。温度は高くないのだが、息苦しくなるためにあまり長くは入っていられない。適当なところで出ることにして、今度は湯舟のほうで楽しもう。三つに分かれた湯舟のうち一つは円形のもの。もう一つはちょっと熱い湯で、残りの一つはぬるめのひのき湯。ひのきとは言っても入浴剤だけど。ひのき湯は確かにいい香りはするのだが、私にはちょっとぬるすぎる。中央の熱い湯舟に入って体を温めたらもう上がろう。

脱衣場にはトレーニングの機械などに並んでソファが置いてある。ロビーに置いてあるところは数多くあるが、脱衣場にいきなり置いてあるところは比較的珍しいのではないだろうか。せっかくなので、ソファで一休みしてから帰ることにした。



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