やすの銭湯日記

2005年5月5日
大富湯

練馬区富士見台2-46-5

五月五日といえば菖蒲湯。東京都の銭湯ではこの日一斉に菖蒲湯をおこなっている。せっかくだからこの日にこそ銭湯めぐりをしたいと思っていたのだが、さて、どこの銭湯を訪ねることにしようか。

ウェブサイトの銭湯マップを見ながら悩んだ末、電車で三駅程のところにある銭湯を目指すことにした。西武池袋線練馬高野台駅で下車し、住宅街を歩いておくとやがて煙突が見えてくる。正面から見ると立派な外観の銭湯。ここが「大富湯」である。

入ると正面にあるのは番台改造型のフロントである。やはりちょっと狭苦しい感じがしてしまう。サウナ料金は入浴料込で七百円。ビニールバッグに入ったバスタオル、タオル、サウナ扉用フックを受け取る。もちろん下足札は引き換えに預ける。向かって右手が男湯だ。早速中へ。

脱衣場の天井では大きなプロペラ型の扇風機が回っている。服を脱いだら浴室へ向かおう。フックも忘れずに。

まずはサウナである。二段あわせて六人が座れるようになっている程度の比較的小さめなサウナだが、別の利用客がちょうどいなかったので温度も高いままキープされており、しっかり温まることができた。置いてある砂時計は五分計だろうか、これで二回砂が落ちるまで我慢した。

水風呂もあるのだが私は使わずにシャワーで体を流す。そしていつものように髪を洗い、体を石鹸で丹念に洗う。カランとシャワーの使い心地は、標準的というところだろうか。

もちろん今日のメインは菖蒲湯なのだが、ここの銭湯には入浴剤を使った湯舟もある。今日はウーロン茶風呂になっていた。香りはあまりはっきりしなかったが、色はまさにウーロン茶であった。

そして菖蒲湯。こちらも残念ながら香りはいまいち。私の鼻がちゃんと働いていなかったのかもしれないが。それでもバイブラバスやショルダーマッサージ等、設備豊富な湯舟でゆっくり温まることができた。唯一残念な点といえば背景画がなくて少々寂しい気がすることだろうか。

脱衣場に戻って服を着ているときに、禁煙のサインを発見。脱衣場が禁煙なのはタバコをすわない私にとっては非常にうれしいことである。



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