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1999年12月4日
新宿区百人町2-11-23
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路地を入ったところにある松の湯は想像と違って新しめの建物だった。フロントでお金を払い、ロッカーの鍵を受け取る。ここも鍵の盗難防止対策をしているようだ。
どちらかというと狭い銭湯なのだが、その分差し引いてもずいぶん混んでいる。時間が早いので若い人よりもお年寄りの方が目立つ。
浴室に入ったのだが、こちらもずいぶんにぎわっている。やっと自分のカランを確保して、髪と体を洗い始める。隣に座っている二人連れの若者は韓国語で会話していた。これも土地柄だろう。この辺りにはおいしい韓国料理店もたくさんあって、私のお気に入りの街でもある。
それにしてもこの銭湯、脱衣場にしても浴室にしてもいたるところでにぎやかである。もちろん混んでいるというのもあるし、みんな近所の顔見知りというのもあるのだろう。小さい頃の混んでいる銭湯の記憶がよみがえってくる。最近は銭湯めぐりをしていても、すいていることが多いからなあ。
湯舟の背景には何もないかわりに男女の仕切り壁にタイルの絵がある。白い建物と海の絵だろうか。
風呂を上がって服を着て、帰りぎわにフロントにロッカーの鍵を戻すと、待っていたらしい人がすぐにその鍵を持って中に入って行った。ロッカーもいっぱいになってしまうほど混んでいるのか。今どき珍しいかも。
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