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1997年2月23日
杉並区高円寺北3-32-2
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商店街から路地をちょっと入ったところに小杉湯はある。女性専用のコインランドりーを併設していたりしてなかなかモダンな感じなのだが、建物自体は昔風の造りだ。フロントとロビーの部分は新しいが、脱衣場や浴室の天井の高さに昔の名残があるのだ。
さて、今回ここに立ち寄ったのはわけがある。冊子「1010」でここの「ミルク風呂」の記事を読んだのだ。これは入りに行かねばならぬということで、中央線沿線に用事があったついでによってみた。さて、早速浴室へ。
ちょっと変わった形のカランを使って髪と体を洗ったら湯舟へ。まずはミルク風呂だ。まさに乳白色の湯に浸かる。ちょっとぬるめだが、なかなか気持ちがいい。のんびり入るのにちょうどいい温度だ。ぬるい湯はあまり好きではないのだが、ミルク風呂にはこのくらいの温度がよく似合う。このお湯に浸かると肌がつるつるになるということなのだが、一度入っただけでは目に見える効果があるわけもなく、なんとなく気分だけつるつるになったつもりで湯から出る。
少々休憩した後は薬草湯のほうに入る。こちらは今日特別の湯らしい。ミルクの香りが薬草の香りにおされてしまったのは残念だが、こちらも十分気持ちいい。ミルクと薬草。ミルクティーのようだ。いや、薬草湯に茶は入っていないか‥‥。
ここのミルク風呂をテレビ番組が取材に来るという内容の張り紙がしてあった。確かに話題性のある風呂だし、噂に負けないくらいのいい風呂だ。他の銭湯も頑張って欲しいなあ。
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