やすの銭湯日記

1997年4月20日
入間湯

目黒区目黒本町3-9-7

なんとなくすぐれない天気の日曜日の夕方。旅行に行ったりしていてずいぶん御無沙汰だった銭湯めぐりに行くことにした。今日の銭湯は自宅の最寄り駅の隣の駅である、東急目蒲線武蔵小山駅から徒歩三分程の銭湯、入間湯だ。

フロント横のロビーには大画面テレビ、脱衣場のロッカーも普通より少し大きい感じで、なかなかモダンな雰囲気だ。脱衣場だけでなく、浴室のほうも大きな浴槽が三つ程あり、明るい感じが気持ちいい。腰かけが結構大きくて座りやすくはあるのだが、ちょっと持ちづらいという欠点もある。この手の腰かけの場合、カランの下に腰かけが入らないため洗いにくいことが多いのだが、ここのカランはちょうどいい高さにあってそういうこともない。シャワーの豊富な湯量といい、湯舟の湯の温度といい、私の好みにはぴったりだ。何だか嬉しくなってきた。

もう一つ嬉しいのは無料のサウナ。しかし、ここのサウナは湿式だ。乾式サウナだったらもう少し嬉しかったのだが‥‥。それでも昼間にさんざん歩いた後の疲れた足を癒すには十分だった。五分ずつ二回入った。かなりのぼせてきた。

小学生らしき子ども達が五、六人で来て遊んでいる。自分が子どもの頃の銭湯での騒ぎようを考えたら、今の子ども達はおとなしいほうではないだろうか、と思ってしまう。中学生になっても、高校生になっても、そして大人になってもずっと銭湯に通って欲しい。ついでに友達もたくさん誘って銭湯好きを増やしてくれ。

武蔵小山には大きなアーケードの商店街がある。風呂上がりのさっぱりした気分で、さて、夕食でも食べに行くか。



yasunori@kimuralab.org