やすの銭湯日記

1999年10月27日
バン・ドゥーシュ

千代田区麹町1-5-4

千代田区の銭湯めぐりはなぜだか宴会のついでにすることが多い。今回も麹町の焼肉屋での宴会のついで。ついさっきまですごい土砂降りだったのだが、ちょっと小降りになってきた。

バン・ドゥーシュという名前も変わっているが、ここは平均的な銭湯に比べると銭湯自体もかなり変わっている。小さいのだ。外観もいかにも中が狭そうな雰囲気を醸し出しているが、さて、本当に銭湯マップにある通り「東京一小さな銭湯」なんだろうか。

フロント形式の銭湯なのだがおそらくこれは以前は中を向いた番台形式だったのだろう。脱衣場は結構狭いわりにロッカーが大きくて便利だ。場所柄風呂道具だけ持って来る人が少ないに違いない。

浴室に並ぶカランは計八つ。港区のふれあいの湯より一つ多い。湯舟の広さはどうだろうか。ううむ、東京一小さいかどうかは微妙だなあ。ここはシャンプーも備え付けてあるし、全カランが手持ちシャワー。温度調節ができるあたりを見てもホテルの大浴場的だ。

脱衣場で着替えているとサラリーマンの同僚風の二人がやって来た。片方は外国人だ。服を脱ぐところまでは普通だが、シャツと短パンに着替えだした。どうやらここで着替えてジョギングをし、終わったら風呂でくつろぐということらしい。その間この銭湯の脱衣場は更衣室とロッカーの代わりなのだ。なかなかいいアイディアだと思う。他の銭湯でもこういうのをうりにしたらいいのになあ。

入浴後は予定通り宴会だったのだが、せっかくきれいに体を洗ったのに焼肉屋の宴会で体に焼肉のにおいがすっかり染みついてしまった。無煙ロースターではなく七輪の焼肉屋だったのだ。



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