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2001年1月2日
杉並区下井草2-33-9
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正月二日といえば朝湯である。東京の銭湯では元日を休んで二日に朝から営業するところが多いのだ。昨年末に二百湯を達成してのんびり休んでいる場合ではない、今年も早速銭湯めぐりに出かけることにしよう。
今日訪れたのは西武新宿線下井草駅から徒歩三分のところにある梅月湯だ。さすがに一月二日の朝だと、電車もすいており、駅を下りて街を歩いても人影はまばらでちょっと寂しい感じがする。閑散とした街を歩いて行くと高い煙突が見える。そして近付いていくと徐々にその建物の全貌が明らかになる。堂々とした破風造の建物だ。立派な造りで新年早々うれしくなってくる。早速入ってみることにしよう。
中はもちろん番台形式。しかし古くさい感じはせず、活気があるように感じる。外の静けさと中の賑わい方が対照的だったのだろう。やはり二日の朝湯は人気があるようだ。
浴室は結構広い。中央に島カランが二つあり、片方の壁際にはカランが付いていないものの、向かって左側から順に七、六、六、六、五と計三十個のカランが並んでいる。シャワーの湯がかなり熱く感じたのは単に体が冷えていただけなのか、それとも本当に熱かったのか。
髪も体も今年初洗いである。そして冷えた体を温めるべくいよいよ湯舟へ。三つに分かれた湯舟はそれぞれ温度が三種類に分かれているらしい。最初は中温の湯舟に入り、あとは高温の方と行ったり来たりを繰り返す。ぬるめの方には結局入らずじまい。
もう一つ、この銭湯の忘れてはならない重要な特徴として、美しい庭がある。縁側には小さい椅子とテーブル、そして灰皿が用意されていて、風呂あがりに一服できるようになっている。今日はちょっと寒いので出なかったが、もう少し暖かくなったら出てみると気持ちいいだろうなあと思う。
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